コンテンツへスキップ
  • 当サイトはフォーマルスペシャリスト在籍店舗です
  • IWASA CLUB

記事: Vol.2 100年の歴史を紡ぐ - IWASAの職人たちが守り継ぐ、日本の美意識

Vol.2 100年の歴史を紡ぐ - IWASAの職人たちが守り継ぐ、日本の美意識

Vol.2 100年の歴史を紡ぐ - IWASAの職人たちが守り継ぐ、日本の美意識




ここにあるのは、時間を超えて受け継がれてきた手の記憶と、姿の奥にひそむ、揺るぎなき美意識。
言葉にならぬ想いが胸に満ちる、人生の節目において、多くを語ることなく、ただその場にそっと在る——。ブラックフォーマルは、日本の儀礼文化が育んだ“静けさ”と“敬意”を纏うための装いです。

1928年の創業から、幾重にも歳月を重ねてきたIWASA。手がけてきたのは、単なる装飾や道具ではなく、積み重ねられた日々の中で育まれた感性と、目には見えない「美意識」という名の記憶を、繊細に、誠実に、織り込む営みでした。

その核にあるのは、職人たちの手とまなざし。
一針、一折に心を込め、使い手の所作や空気までも想像しながら“静けさ”をかたちにしていくその姿勢が、IWASAのフォーマルを、より深く、美しく、唯一無二のものへと導いています。

人の感情にそっと寄り添い、空気を整える装いを届けること。IWASAは、“フォーマル”という在り方を通して、日本の美の本質を、今も静かに伝え続けています。IWASAの職人たちが紡ぎつづける、その静かな物語に、耳を澄ませてください。



日本独自の慶弔儀礼の中に流れる“静けさ”や“敬意”をかたちにする“ブラックフォーマル”。IWASAは事業の発足より、実直にフォーマルバッグを創り続けてきました。技術の継承だけでは語りきれない、目に見えない“美意識”を織り込む営み。その姿勢が、100年に近い歳月を経ても変わらず息づいています。
いまIWASAは、バッグという枠を越え、装い全体を整えるフォーマルアイテムを手がけています。

祝いの場、そして偲ぶ時間——人の人生にそっと寄り添う“フォーマル”という在り方を、静かに伝え続けています。
IWASAが受け継いできた美意識と、職人たちのまなざしを見つめていきます。


 

日本の職人文化が「美意識」を守り続ける理由



日本の工芸には、作り手の心がそのまま形に宿るという考え方があります。

美しさとは見た目の整いだけではなく、素材へのまなざし、触れたときの感覚、そして持ったときの“気配”にまで及ぶもの。IWASAの職人たちは、光の当たり方、縫い目の静けさ、装飾の控え方——そのひとつひとつが、使い手の所作や装いと調和するよう、想像を巡らせながら形にしていきます。

バッグを手にしたときの一瞬を想像し、ひと針も妥協せずに整えていく。それがIWASAの美意識です。


 

IWASAが問い続ける「品格」とは何か



フォーマルとは、ただの装いではありません。それは、静かに感情を包み込む「場の儀式」であり、生まれ、別れ、誓い、祈り——人生の節目に、慎ましく、整った佇まいを手にするためのもの。IWASAはその「整える」役割を担い続けてきました。

華やかさではなく、たたずまい。目立つのではなく、溶け込むこと。 IWASAのフォーマルが大切にしてきたのは、そんな“静かな存在感”です。所作に寄り添う形、肌に触れたときの質感、空気の中に馴染む色。主役となる人を祝い、主役となる人を偲ぶ場であるフォーマルシーンでは、主張しすぎず、けれど確かな輪郭を持って、場に整った印象を与える、品格を兼ね備えた装いが必要です。

「品格」とは、完成された“もの”にだけ宿るのではありません。そこに至るまでに費やされた時間と、込められた誠実さの集積こそが、IWASAのバッグを特別な存在にしています。


 

品格を追い求め、フォーマルはアートへと昇華する

 

これまで、日本のフォーマルアイテムは“使う”という用途に特化されてきました。しかしIWASAは、それぞれのアイテムのフォーマルシーンでの役割を果たしながらも、触れたときに“品格”を感じさせる存在感や佇まいが、実用的価値を超え、工芸的価値=“アート”に通じると考えます。

バッグひとつ、装飾ひとつにも、礼節と感謝の気持ちがこめられるように、見えない部分にまで手が入り、ひとつの工程にも時間が費やされる。合理性だけでは語れない、誠実なものづくり。その背景が、IWASAの商品を“アート”として位置づけています。

 

 

職人の手仕事が生み出す、美しいフォーマルへのこだわり

 

1.見えない部分こそが、本当の美しさを決める

 

 

職人たちの仕事は、裏地の処理、芯の張り、縁のへり返しなど、完成後に目に触れない部分にこそ、一層丁寧に注がれます。なぜなら、見えないところへの誠実さが、アイテム全体の佇まいを決めるから。

IWASAの職人は、見えない部分にこそフォーマルの美しさが宿ると考えます。美しさとは、完璧な見た目以上に、「丁寧に仕立てようとした心配り」が滲み出るものなのかもしれません。

 

 

2.手仕事から生まれる、微細な表情の違い

 

 

同じデザイン、同じ型紙で作ったものでも、作る人が異なれば、存在感やそのアイテムを纏う空気は変わります。指先のわずかな力加減、折りの深さ、糸の張り方、細部のひとつひとつの微差が、静かで深い個性となってにじみ出ます。

量産では決して生まれない、職人の手による温度感がIWASAのフォーマルの美しさの所以。職人一人ひとりの個性を大切に育み、技術を継承し、IWASAの唯一無二の商品を生み出しています。

 

3.感覚から生まれる美しいフォルム

 

 

どの角度から見ても、美しさが均一である。IWASAのフォーマールアイテムが持つ美しいバランスに、マニュアルは存在しません。

長年の経験から培われた“目と手の感覚”によって導かれた、フォーマルシーンという場に調和するアイテムへの想いは、技術を超えた職人の“美意識”であり、長い年月を経てIWASAの職人が継承してきた財産です。

 

 

これからも変わらない「時間を超える美」を追求し、継承し続ける

 

 

時代が移ろい流行は変わっても、変わらない価値。

私たちはこれからも、誰かがIWASAの商品を手に取る姿を思い描きながら、職人たちは今日もその手を動かし続けています。


技術の継承だけでなく、フォーマルアイテムに宿る品格や佇まいまで引き継ぐこと。新しい素材や形を試しながらも、本質的な部分はぶれない。そんな“変わらない姿勢”こそが、IWASAの本質であると信じています。

OTHER

Read more

Vol.1 “整える色”としての黒 —— IWASAが受け継ぐ、日本の様式美

Vol.1 “整える色”としての黒 —— IWASAが受け継ぐ、日本の様式美

沈黙の中に気品を宿し、控えめでありながら、場に凛とした空気をもたらす“黒”。とりわけ日本において黒は、伝統と美意識、そして精神性をあらわす特別な存在です。IWASAは、そんな日本が持つ“黒”の価値に向き合い、フォーマルバッグにその哲学を注ぎ込んできました。 IWASAがかたちにする「黒の美意識」を、日本文化における黒の意味を紐解きながらご紹介します。 日本文化における“黒”。その特別な意味...