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西出ひろ子監修 冠婚葬祭マナー講座
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西出ひろ子
マナーコンサルタント・美道家。
大妻女子大学文学部国文学科卒業後、国会議員などの秘書を経て、マナー講師として独立。
1998年に渡英し、現地にてビジネスパートナーと会社を設立。イギリスにて、マナーの本質を説き、互いに幸せを生み出す独自のマナーコミュニケーション論を確立。
帰国後は、相手を思いやる心重視のマナー論を展開させ、マナーコンサルタントとして定評を得る。ドラマや映画のマナー指導等でも務めるマナーコンサルタントとして幅広く活躍中。
冠婚葬祭とは、古くから行事・儀式として行われてきた四大儀礼のことです。
生まれてから亡くなるまで、節目節目に行われる行事には大切な意味があり、大切な礼節が存在します。
今日では略式化されることもありますが、最低限守るべきマナーは抑えておきましょう。
- 成人式・七五三・節句卒入学式など
- お見合い・挙式・披露宴婚礼行事
- 通夜・告別式
お悔やみ事 - お盆やお彼岸など
季節のしきたり、行事
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その中でも、服装について気になる卒入学式での服装マナーをご紹介します。
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男性はスーツで問題ありませんが、女性は明るいスーツかダーク系か…バックはどのようなものを使えばいいのか悩むものです。
一般的には、
入学式:お祝いの意味も込め、春という季節に合った「ベージュ・ピンク・サックス」など明るいパステル色
卒業式:お別れの意味も込めて「ブラック・ネイビー・グレー」などダーク色
と言われています。
また、幼稚園や小学校に比べ、中学・高校と上がるにつれ、式典も厳かになっていく傾向にあります。それに伴い、参列なさる保護者の皆様の服装も、フォーマル度が重視されてまいります。
そのため、服装に合わせるバッグなどの小物類も、日常使用しているものではなく、TPOに適したフォーマルなものをお薦めいたします。
バッグは、ひと目でどこのブランドかがわかる大きなロゴや装飾がついているものは控えます。あくまでも、さりげなく上品さを醸し出す服装・小物を意識しましょう。
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形式も多様化し年代別に服装は様々ですが、親族や仕事関係者の結婚式や結婚披露宴にお呼ばれした場合は、派手すぎない礼装でお祝いの気持ちを表現しましょう。
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日中の披露宴では、肌を露出しない長袖、ロングスカートが礼装として格上となります。仕事関係者などの場合は、長袖の上品なスーツやワンピースを着用すれば問題ありません。
また、日中は光り物はNGとされているので、ラメ入りやスパンコールなどがついている、光る素材やアクセサリーは避けましょう。反対に、夜の披露宴では、光沢のある素材のドレスやアクセサリーはOKです。
また、腕や背中の肌の適度な露出も構いません。パールは、昼夜問わずつけられるので、便利です。
和装は、留袖が格上の礼装となります。友人・知人の場合は、ミス・ミセスともに訪問着であれば問題ないでしょう。振り袖は、未婚者であればOKですが、その場合は、大振り袖は避けます。
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葬儀や告別式など「葬」にあたる式典は、特に礼節を重んじる必要があります。
バッグなどの小物から服装まで、その場に適したスタイルで参列しましょう。
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服装は、
黒など地味な色のワンピースやスーツ
アクセサリーは一連のパールか黒石
と一般的に決まっています。
おしゃれが多様化し、式典も簡略化される現代ですが、葬儀や告別式に参列する際の気持ちに変わりはありません。同時に、その気持ちを表現する服装やバッグなどの小物も、不変なのです。
したがって、バッグは光沢のない布製で、大きな金具を使用していない黒のフォーマルバッグは必須アイテムです。ひと目でわかる大きなロゴや派手な装飾のついたバッグはNGです。
故人を偲び、ご遺族の気持ちに寄り添う気持ちを表す、装いと小物で参列しましょう。
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