
きものカラーコーディネーターの能口先生に監修頂き、最初の1足目にぴったりの草履を作りました。
どんな着物にも季節問わず合わせやすいベーシックな草履です。

今回は、きものカラーコーディネーター能口先生が選ぶ今回のポイントをIWASAのデザイナーである束田との対談形式でお届けします。

- 束田
- やはり今回注目して頂きたいのは全体のトータルカラーですよね。
- 能口
- そうですね、一見シンプルに見えますが、お着物を合わせた時に全体のバランスが綺麗に整う草履をデザインしました。

- 束田
- まずは台の色ですね、数ある色の中から今回選んだ4色にはどのような意図があるのでしょうか。
- 能口
- 台にはどんな着物の色にも合う、洋服でいう黒パンプス的な色を厳選しました。今回は白、クリーム、薄銀、黒の4色です。この4色ですと年齢、季節、きものの色を問わず、合わせることができます。
- 束田
- なるほど、どのシーンでも合わせやすい草履はあると心強いですよね。

- 束田
- わたしが気になったのは鼻緒の色です、白に統一されていて綺麗ですね。
- 能口
- 意外に目立つのが鼻緒の色です。足袋が白色の場合、同じような白色にすることで、清潔感が増し引き締まります。特にフォーマルにも使いたい場合は、白がおすすめです。
- 束田
- 先ツボの色まで白というところが上品さを際だたせているように思います。

- 能口
- 赤いツボも魅力的ですが、どんな着物にも合わせたい!万能に履きたい1足として、今回はあえての白を選びました。ツボの色は着物の色合わせに影響します。足袋を履いた時には白の中のツボの色で台無しになることも、、足元の白は、ちょっと着物上級者さんにも見え、凛とした緊張感を醸し出します。
- 束田
- なるほど、そうですよね。ありがたいことに『岩佐の草履は疲れにくく、いつも履いています。』というお声もたくさん頂いています。まず1足、という草履には今回の誉-ほまれ-のデザインが着物の色やシーン、季節に左右されずますます活躍してくれる草履になるはずです。