モノづくりにかける情熱と細やかな職人技
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其の五 着物の香り
着物の香りと言えば匂い袋を連想する方も多いのではないでしょうか?
昔は防虫剤と言えば、樟脳(しょうのう)をいれてツーンとした匂いがしましたが、今は無臭も多くでています。
でも、粋な人はやはりおしろいのような少し甘い良い香りがする気がする。(偏見です!)
着物に香りを移すという事は平安時代から貴族の中で流行しました。
家ごとに香りの基本があり、香りだけで「○○家の方だ。」と分かったそうです。(源氏物語にも登場します!)
その当時も現代でも香木はとても貴重で高価な物のため、基本はあってもブレンドするときに無い材料もあり多少変わってしまうこともあったそうです。
令和の今でも、香木は海外からの輸入のためとても高価ではありますが、昔に比べて手に入りやすくなっています。
ただ、京都にはお香屋さんもたくさんありますしネットでも色々な匂い袋が手に入りますが、ありすぎて気に入る香りを見つけるのも大変ですが楽しみでもあります。
母の着物からいい匂いがしていたのは、実はお香の中でも虫よけにもなる匂い袋だったことをつい最近わかり、今は同じ物を買い求め使用しています。
香りは思い出をよみがえらせてくれる物でもありますよね。
樟脳の匂いはご勘弁ですが、お香の香りはめちゃめちゃ良く、先日も「石川さんから良いにおいがする!」と言われウキウキしました。
皆さんも、自分の香り探ししてみてはいかがですか?
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